ターコイズブルーの作り方｜必要な色と混色比率をわかりやすく解説！

海や空を思わせる爽やかな色、ターコイズブルー。インテリアやファッション、小物のアクセントにもよく使われる人気のカラーですよね。
でも、「自分であの色を作りたい！」と思っても、意外と難しく感じる人も多いはず。

結論から言うと、ターコイズブルーは「コバルトブルー」と「ターコイズグリーン」をベースに、青と緑のバランスを意識して混ぜれば簡単に作れます！

この記事では、ターコイズブルーを作るために必要な色や、混ぜるときのコツ、さらには絵の具やネイル、デジタルでの作り方までを、わかりやすく解説していきます！

誰でも簡単に試せる内容になっているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

ターコイズブルーの基本特性

ターコイズブルーとは

ターコイズブルーは、青と緑の中間に位置する色で、やや明るく爽やかな印象を持ちます。宝石の「ターコイズ（トルコ石）」に由来する名前で、その天然石のような美しさから、多くの人に愛されているカラーです。自然の中にある色としてもよく知られており、特に海や空、南国の風景などを思わせることから、癒やしや解放感といった印象を与える色でもあります。

ターコイズブルーの色合い

主にブルー系の明るい色で、わずかにグリーンを含んでいるのが特徴です。そのため、青の持つ冷静さと緑の持つ穏やかさが融合したような、落ち着きのある印象を与えることができます。涼しげでクリアなイメージから、特に夏のファッションや雑貨に多く取り入れられています。

ターコイズブルーの使用例

ターコイズブルーはその視覚的なインパクトと洗練された印象から、アクセサリーやネイルアートのカラーとして人気があります。また、Webやアプリのデザインにおいても、爽やかさや信頼感を演出するために使用されることがあります。さらに、インテリアではクッションやカーテン、小物の差し色として空間に明るさと個性をプラスするのにも最適です。

ターコイズブルーを作るための基本の色

ターコイズグリーンとコバルトブルー

基本はこの2色をベースに考えるとわかりやすいです。

コバルトブルー：鮮やかで落ち着いた青で、少し紫がかった深みがあるのが特徴です。クールな印象を与えるため、ターコイズブルーの冷静な側面を表現するのに最適です。
ターコイズグリーン：青みがかった明るい緑で、やや黄みを感じることもあります。柔らかく明るい印象を与え、ターコイズブルーのさわやかさを引き立てる要素になります。

この2色をバランスよく混ぜることで、美しいターコイズブルーに近づきます。特に、自然光の下で見ると、その混ざり具合によって微妙に異なるニュアンスが生まれ、奥行きのある色味になります。また、これらの色は他の色とも調和しやすく、アクセントカラーとしても汎用性が高いです。

エメラルドグリーンの使い方

少し明るめの仕上がりにしたい場合や、より透明感を出したい場合は、エメラルドグリーンをほんの少し加えるのがおすすめです。特に、水彩やネイルなどで使うときは、微量でも全体の雰囲気が変わるため、少しずつ様子を見ながら調整しましょう。加えすぎると緑が強く出すぎてしまうので注意が必要です。

青色と緑色の比率の重要性

ターコイズブルーの色合いを作る上で、青と緑の比率は非常に重要です。基本的には青7：緑3の割合がベースとされますが、どんなターコイズブルーにしたいかによって調整するのがポイントです。例えば、より涼しげで落ち着いた印象にしたい場合は青の比率を多く、逆に明るく元気な印象にしたい場合は緑をやや増やすと良いでしょう。使用する絵の具やペンキの発色具合によっても印象が変わるため、実際に少量ずつ混ぜながら、自分のイメージにぴったりな配合を見つけるのが大切です。

色の混ぜ方と配合比率

色鉛筆でのターコイズブルー作成

まずは青の色鉛筆でベースとなる色をしっかり塗っていきます。このとき、力加減を均一にすることで色ムラを防ぎ、美しい発色につながります。その後、緑の色鉛筆を上から軽く重ねて色を足していきます。青を先に塗ることで深みが出て、緑の重ね具合でターコイズ特有のニュアンスが加わります。重ねる順番を逆にすることで、やや柔らかく明るい印象に仕上がるため、好みに応じて試してみましょう。さらに、白や水色の色鉛筆でハイライトを加えることで、透明感や立体感も演出できます。

絵の具を使った混色方法

水彩絵の具やアクリル絵の具を使う場合は、まずパレットにコバルトブルーを出し、そこにグリーンをほんの少しずつ加えていきます。色の変化を見ながら混ぜることで、理想的なターコイズブルーに近づけることができます。必要に応じて白を加えると、柔らかく明るい印象になり、特に淡い表現をしたい水彩画にはおすすめです。また、塗る素材によって発色の仕方が異なるため、試し塗りをして確認すると安心です。アクリル絵の具の場合は、やや厚みのある塗りでしっかりとした発色が出せるので、重ね塗りで色に深みを持たせるのもよいでしょう。

ネイルアートでのターコイズブルー作り方

ネイルでターコイズブルーを表現する場合は、ブルー系のネイルカラーに少量のグリーン系やホワイトのネイルポリッシュを加えて、パレットやアルミホイルの上で混ぜて調色します。混ぜすぎると濁ってしまうことがあるので、透明感を意識しながら、少量ずつ調整するのがポイントです。さらに、パール系やラメ入りのネイルを加えると、より宝石のような輝きを演出できて華やかになります。トップコートを使えば、光沢感と持ちもアップしますし、ストーンやマーブル模様を加えて、よりターコイズ風のデザインに仕上げることもできます。

ターコイズブルーのカラーコードと彩度

ターコイズブルーのHEXコード

Webデザインやグラフィック制作でよく使われる代表的なターコイズブルーのカラーコードは #40E0D0 です。このコードはRGBで表すと青緑系のバランスが取れた明るめの色合いを示しており、視認性も高いため、多くの場面で使われています。また、他のカラートーンと組み合わせても主張しすぎず、すっきりとまとまるのが特徴です。Web制作ではボタンや背景、リンクなどのアクセントとして活用されることが多く、やや南国風の印象を加える演出にもぴったりです。このコードを基準に、少し濃くしたり淡くしたりといった調整を加えることで、自分の目的に合った色合いを柔軟に作ることができます。

RGBとCMYKの値

RGB：64, 224, 208（それぞれ赤、緑、青の数値）
CMYK：71%, 0%, 7%, 12%（シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの割合）

これらの値を利用すれば、Webデザインだけでなく印刷物などのオフラインでも正確にターコイズブルーを再現することが可能です。RGBはモニター上での色表現に、CMYKは印刷に適しているため、用途に応じて使い分けましょう。特に印刷では、紙の質感やインクの乗り方によって微妙な違いが出るため、あらかじめ試し刷りをしておくと安心です。

彩度を調整する方法

ターコイズブルーの彩度や明るさを調整したい場合、白や黒を加えるのが基本です。色が濁って見えるときは白を加えて明るく透明感を出すことで、より爽やかな印象に仕上がります。逆に、落ち着いた印象にしたい場合は黒やグレーをほんの少し加えると深みのある色になります。また、彩度を落とすことで、ナチュラルな雰囲気やヴィンテージ感を出すこともできます。最終的には自分のイメージに合わせて、少しずつ調整しながら理想のターコイズブルーを作り出すのがポイントです。

ターコイズブルーの技法

水彩画における表現

水を多めに使って、透明感のある仕上がりにするのがポイントです。ターコイズブルーは特に淡い色調が映える色なので、パレット上でしっかりと水を含ませて色を薄める工程が大切です。淡く何度も重ねることで、色に奥行きや深みが生まれ、まるで水中のような広がりのある表現が可能になります。さらに、筆のタッチや水の含み具合を変えることで、柔らかいグラデーションやにじみを活かした幻想的な効果も狙えます。紙の選び方によっても仕上がりが変わるので、吸水性のある厚手の紙を使うとよりきれいな発色が期待できます。

アクリル画でのアプローチ

アクリル絵の具は発色が強く、しっかりとした色味が出せるので、ターコイズブルーの鮮やかさを表現するのに向いています。速乾性があるため、手早くレイヤーを重ねていくことで立体感のある塗りが可能になります。下地に白を塗ってから重ねることで色が明るく映え、より清涼感のあるターコイズブルーになります。筆やスポンジ、パレットナイフなど異なる道具を使い分けることで、質感や表情に変化を出せるのもアクリル画の魅力です。メディウムを混ぜることで透明感やツヤ感も調整できるので、表現の幅が広がります。

ペンキでの塗装方法

インテリア塗装においてターコイズブルーを再現するには、ブルー系の塗料にグリーンを微量ずつ加えながら混色する方法が基本です。最初から濃い色を作るのではなく、徐々に色を足しながら調整することで失敗を防ぐことができます。試し塗りは必須で、実際の壁材や家具に合わせた見え方を確認してから本塗装に移るのが安全です。光の当たり方や時間帯によって色の見え方が変わるため、自然光と照明下の両方で確認すると安心です。また、マット仕上げやツヤあり仕上げといった塗装の質感も選ぶことで、空間に合わせた雰囲気を演出することができます。