「1th」や「2th」って、なんとなく合ってそうに見えませんか?
でも実はそれ、完全な間違いなんです。
英語で順番を表す「序数」は、見た目以上にルールがしっかり決まっていて、間違った使い方をするとちょっと恥ずかしいことに…。
この記事では、1st〜5thの正しい使い方と、「1th」「2th」「4nd」「5st」といった間違いやすい表記について、わかりやすく解説していきます!
1th〜5thのよくある誤用と正しい使い方
英語の序数(ordinal numbers)は、物事の順番を表すときに使われるとても大切な表現です。
たとえば「1番目」「2番目」「3番目」といったように、順序をはっきり伝えるときに登場します。数字の後ろにつく st / nd / rd / th のルールをしっかりと覚えておけば、よくある英語の書き間違いを防ぐことができます!
とくにSNSやビジネス文書、プレゼンの資料など、正確な表現が求められる場面では、こういった細かい違いがとても重要になります。
正しく使えるようになれば、読み手からの信頼度もグンとアップしますよ!
❌ありがちなミス一覧と正しい形
数字 | 正しい序数 | 読み方 | 間違った表記例 |
---|---|---|---|
1 | 1st | first | 1th ❌ |
2 | 2nd | second | 2th ❌ |
3 | 3rd | third | 3th ❌ |
4 | 4th | fourth | 4nd ❌ |
5 | 5th | fifth | 5st ❌ |
📂ポイント
- st → 1だけ
- nd → 2だけ
- rd → 3だけ
- th → それ以外(4, 5, 6…)
例えば「4nd place」と書くと、一見それっぽく見えるかもしれませんが、実は完全な誤りです。「nd」は本来2にだけ使われる接尾辞なので、4には「th」を使って「4th place」と書くのが正解です。
このような間違いは、特に英語を日常的に使わない人にとっては気付きにくいポイント。
SNSの投稿で軽く使うならまだしも、ビジネス文書や履歴書、学術的なレポートなどフォーマルな場面でこれを使ってしまうと、相手に「英語に弱い」と思われてしまうことも。
文章の信頼性を保つためにも、こうした小さなミスに注意を払いたいですね。
序数と基数の違いとは?
まずは基礎をしっかりとおさらいしておきましょう。
英語の数字表現には、大きく分けて「基数」と「序数」の2つの種類があります。
それぞれの役割と使い方を知っておくことで、文法ミスを避けるだけでなく、英語でのやり取りがよりスムーズになります。
- 基数(cardinal numbers):数量を表す数字で、「いくつあるか」を伝えるときに使います(例:1, 2, 3… one, two, three)。
- 序数(ordinal numbers):順番を示すための数字で、「何番目か」を表すときに使います(例:1st, 2nd, 3rd… first, second, third)。
たとえば「3つのりんごがあります」というときは基数を使い、「3番目のりんごは赤いです」というときは序数を使います。
このように、どちらを使うかで意味が大きく変わってくるため、区別をしっかり理解することが大切です。
英会話や英文メール、スピーチなど、さまざまなシーンで役立つ知識なので、この機会にしっかりとマスターしておきましょう。
正しい読み方と使い方
表記 | 読み方 | 意味 |
---|---|---|
1st | ファースト | 1番目(最初) |
2nd | セカンド | 2番目 |
3rd | サード | 3番目 |
4th | フォース | 4番目 |
5th | フィフス | 5番目 |
会話や書類でもよく出てくる表現なので、自然に使えるようになっておくと便利です。
それぞれの序数の意味と例文
1st(first)
- My 1st job was at a bakery.(初めての仕事はパン屋でした)
2nd(second)
- This is the 2nd time I’ve been here.(ここに来るのは2回目です)
3rd(third)
- He finished in 3rd place.(彼は3位でゴールした)
4th(fourth)
- April 4th is my birthday.(誕生日は4月4日です)
5th(fifth)
- She came in 5th in the race.(彼女はレースで5位でした)
英語における序数の書き方
基本的には次のように表記します:
英語の序数は、数字に特定の接尾辞(st、nd、rd、th)をつけて表します。
この接尾辞は数字の種類によって変わるため、正しく使い分けることが大切です。
- 1 → 1st(first):語尾に「st」をつけるのは1だけです。
- 2 → 2nd(second):2のときは「nd」を使います。
- 3 → 3rd(third):3は「rd」となります。
- 4以降 → th をつける(例:4th、5th、6th、7th…):4以上の数では、原則として「th」をつけるのがルールです。
ただし、英語の表記には例外がないわけではありません。
たとえば「21st」「22nd」「23rd」「24th」のように、下1桁に応じて接尾辞が決まる点に注意が必要です。
21 → 1st、22 → 2nd、23 → 3rd、24 → 4th となり、十の位ではなく一の位の数字によって決まるのです。
このルールは、日付や順位、章の番号などで頻繁に使われるので、慣れておくととても役立ちます。
地域による表記の違い
- アメリカ式:April 1st
- イギリス式:1st April
どちらの表記も広く使われており、どちらが正しいというよりは、書き手のスタイルや用途、ターゲットに合わせて使い分けるのが一般的です。
たとえばアメリカのビジネス文書やニュースサイトでは「April 1st」と書くのが主流ですが、イギリスの公的文書やメールなどでは「1st April」が一般的です。
また、出版物や学術論文などでは、スタイルガイド(例:APA、Chicago、MLAなど)によってどちらを使うかが指定されていることもあるため、その場合はガイドラインに従うのがベストです。
英語を使う場面によって柔軟に対応できるよう、両方のスタイルに慣れておくと安心ですね。
文章全体のスタイルに合わせて統一することが、読みやすさと信頼性を高めるポイントになります。
シーン別:序数の使い方
日常会話
- That’s my first car.(それが私の最初の車です)
日常会話では、「1st」「2nd」「3rd」などの序数を使うことで、経験や順序を自然に伝えることができます。たとえば、旅行やデート、学校でのエピソードなど、「first time」「second chance」「third option」といった形で頻繁に使われます。身近な表現である分、正しく使えるようにしておきたいですね。
ビジネスシーン
- We saw a 5% growth in the 2nd quarter.(第2四半期に5%成長しました)
ビジネスでは四半期(quarter)や年次、会議の回数などにおいて、序数の使用が必須となります。たとえば「1st quarter」「2nd round」「3rd revision」といったように、報告書やプレゼン資料にも多く登場します。こうした場面では、正確さが信頼に直結するため、特に注意して使いたいですね。
専門用語・法的文書
- Filed on the 3rd of March, 2023.(2023年3月3日に提出)
特許申請書や法的文書、契約書などでは、日付の表記に序数を用いることが一般的です。英語圏では「on the 1st of May」「signed on the 2nd day of June」などのように使われます。こうした文脈では文法ミスが大きな誤解につながる可能性もあるため、特に慎重に扱う必要があります。
まとめ
「1th」や「2th」「4nd」「5st」など、間違いやすい序数表現は意外と多くの人がやってしまいがちです。英語をある程度使い慣れている人でも、ついうっかり間違えてしまうことがあるので注意が必要です。
ただ、実際のところルール自体はとてもシンプルで、「st/nd/rd/th」の使い分けさえ覚えてしまえば、ほとんどの場面で正しい表現が使えるようになります。
しっかりとルールを理解することで、英語の正確さがグッとアップし、自信を持って使えるようになります。
特に履歴書や公式メール、レポートなどの場面では、小さな間違いが思わぬ印象ダウンにつながることもあるので注意が必要です。
ちょっとしたミスが信頼を損ねることもあるので、日常会話だけでなく、ビジネスやSNS投稿でも正しく使いたいですね。