新しい紙幣の導入予定とその特徴:選ばれた人物と紙幣の大きさ

新しい紙幣の導入予定とその特徴 雑学
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2019年4月に、紙幣のデザインを一新するという発表がありました。

この発表には多くの人が驚いたでしょう。

紙幣のデザインが変わることはめったにありませんからね。

さて、新しいデザインの紙幣がいつから使われるようになるのか、気になりますよね?

この記事では、次のような点について解説します。

  • 新しい紙幣の導入時期
  • 選ばれた人物の肖像
  • 紙幣のサイズ
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新しい紙幣はいつから?

新しく発表された紙幣は、いつから手にすることができるのでしょうか。

導入時期

新デザインの紙幣は、2024年7月3日に導入される予定です。

変更されるのは1000円札、5000円札、10000円札の3種類で、それぞれのデザインが全面的に一新されます。

このような大幅なデザイン変更は20年ぶりのことですが、新元号を機に行われるわけではありません。

では、2024年になぜ紙幣が新しくなるのでしょうか。

新デザイン導入の理由

新しい紙幣の導入は、主に偽造を防ぐためです。

今回の更新では、ホログラムなどの最新の偽造防止技術を取り入れる計画があり、これに関して麻生大臣が言及しています。

また、額面の表示はユニバーサルデザインを取り入れ、漢数字ではなく算用数字を用いることで、より見やすく大きな表示になります。

500円硬貨の更新も

2000年に発行されてから時間が経過している500円硬貨についても、偽造を防ぐために素材を変更すると発表され、2021年から使用されています。

2000円札について

現行の紙幣には2000円札もありますが、流通量の少なさなどの理由から、今回のデザイン更新では対象外となっています。

新しい紙幣に登場する偉人たち

次の世代の紙幣には、過去と同様、明治以降に活躍した著名な文化人が選ばれています。

この度、新たに選出された三名は以下の通りです。

1万円札を飾る渋沢栄一

1万円札が、40年の時を経て福沢諭吉から渋沢栄一へと更新されます。

埼玉県出身の渋沢栄一は、日本の資本主義を発展させた重要人物として広く知られており、「日本経済の父」と称されるほどです。

新しい裏面デザインでは、平等院鳳凰堂から東京駅丸の内駅舎へと変わります。

5000円札に選ばれた津田梅子

20年ぶりに樋口一葉から更新される5000円札には、津田梅子が選ばれました。

日本初の女性留学生であり、津田塾大学の創立者でもある津田梅子は、近代女性教育の発展に貢献したことで知られています。

裏面は、尾形光琳の燕子花からフジの図柄へと刷新されます。

新たな1000円札の顔、北里柴三郎

1000円札もまた、20年ぶりに野口英世から北里柴三郎へと変わります。

ペスト菌の発見で知られ、「日本細菌学の父」とも呼ばれる北里柴三郎は、日本医学の発展に大きく寄与しました。

裏面デザインは、富士山と桜から葛飾北斎の「神奈川沖浪裏」に更新されます。

新紙幣のサイズ詳細

新しく発行される次世代紙幣のサイズは次のとおりです。

  • 新1万円紙幣  縦76mm  横160mm
  • 新5千円紙幣  縦76mm  横156mm
  • 新1千円紙幣  縦76mm  横150mm

情報源:財務省公式サイト(https://www.mof.go.jp/currency/bill/20190409.html)

これらの新しい紙幣の寸法は、現在流通している紙幣と同じで、サイズに変更はありません。

まとめ

日本では、2019年4月に紙幣のデザインを一新するという重要な発表がありました。

この更新では、新しいデザインの紙幣が2024年7月3日に導入される予定で、1万円、5千円、1千円の3種類の紙幣が全面的に刷新されます。

選ばれた顔ぶれには、日本経済の発展に貢献した渋沢栄一、近代女性教育の先駆けである津田梅子、そして日本細菌学の父と称される北里柴三郎が含まれています。

これらの偉人たちは、それぞれの分野で日本の進歩に大きく寄与した人物です。

紙幣のデザイン変更は、偽造防止技術の向上とユニバーサルデザインの導入を目的としており、新しい紙幣のサイズは現行の紙幣と変わらないことが財務省より発表されています。

このデザイン一新は、日本の文化と歴史を称えるとともに、最先端の安全対策を講じることにより、紙幣の信用価値を高める目的があります。

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