赤ちゃんが生まれると、毎日の成長が気になって仕方ないもの。特に体重の増え方は、ママやパパにとってとても気になるポイントですよね。初めての育児であればなおさら、赤ちゃんの体重がきちんと増えているか、母乳やミルクの量は足りているのか、不安になるのは当然のことです。
でも「ベビースケールってけっこう高いし、使う期間も短いのに本当に必要?」「購入してもすぐ使わなくなりそう…」と感じている方も少なくありません。実際、育児用品の中でもベビースケールは「買ってよかった派」と「買わなくても大丈夫だった派」に分かれるアイテムです。
そんななか、最近注目されているのが“ベビースケールを買わずに済ませる代用アイデア”。先輩ママたちは、手持ちのアイテムやちょっとした工夫を活かして、上手に体重をチェックしています。
今回は、そんな実践的な方法をたっぷりとご紹介します!ベビースケールの購入を迷っている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
ベビースケールって本当に必要?
赤ちゃんの体重を測るベビースケール。とても便利なアイテムではありますが、使うのは生後数ヶ月から半年程度というケースがほとんどで、使用期間が限られているのが実情です。そのため、「本当に必要なの?」「買ったはいいけど、すぐに使わなくなりそう」といった声が多くのママやパパの間で挙がっています。特に、初めての育児で他にもたくさんの出費がある中で、慎重に検討したいアイテムのひとつとなっています。
また、ベビースケールは育児グッズの中でも比較的価格が高く、収納場所もある程度確保する必要があることから、「使う頻度に対してコストパフォーマンスがどうなのか」と迷う人も多いようです。さらに、赤ちゃんの成長が早く、寝返りや動きが活発になってくると、ベビースケールに乗せるのが難しくなるという現実的な課題も。
そもそもどんなときに使うの?
ベビースケールが特に活躍するのは、新生児期や母乳育児中の赤ちゃんの体重管理です。生まれてすぐの赤ちゃんは1日ごとに数十グラムずつ体重が増えていくため、その変化を確認することで成長の様子を把握したり、母乳やミルクの量が足りているかを見極めたりすることができます。
特に授乳量の把握が難しい母乳育児では、授乳前後の体重差を測ることで飲んだ量を推定できるため、安心材料として役立ちます。
ただし、毎日厳密に測る必要があるのは、生後1〜2ヶ月程度の限られた期間に限ることが多く、それ以降は定期的な健診や小児科でのチェックだけでも十分なケースがほとんどです。
ですので、ベビースケールの必要性は各家庭の育児スタイルや不安の程度によって大きく変わってきます。
購入するメリット・デメリットをチェック
メリット:
- 毎日自宅で手軽に測れるので、赤ちゃんの成長をすぐに把握できる
- 授乳量の目安がわかり、母乳やミルクが足りているか確認しやすい
- 体重の記録を残すことで、健診時や相談時に役立つ
- 測定結果をアプリやノートに記録することで成長グラフを作ることも可能
デメリット:
- 価格が高め(1万〜2万円程度)で、使う期間の短さを考えると割高感がある
- 使用期間が短く、数ヶ月で必要なくなる場合が多い
- 保管場所に困るうえに、意外とサイズが大きくかさばる
- 赤ちゃんが動くようになると測りにくくなり、結局使わなくなることもある
実際はどう?ママたちのリアルな声
SNSや育児ブログでは、「買ったけどすぐ使わなくなった」「レンタルで十分だった」「家にあるもので代用できた」という体験談が多数見られます。
また、「最初は必要だと思って買ったけど、実際はあまり使わなかった」「育児支援センターで借りられることを後から知って後悔した」といった声も。逆に、「母乳育児だったので安心材料として役立った」「体重が増えているか気になっていた時期に精神的な支えになった」など、購入してよかったという意見もあります。
このように、使う人の育児スタイルや不安の度合いによって評価が大きく分かれるのがベビースケール。購入前に代用できる方法やレンタルの選択肢を知っておくことで、後悔のない選択につながります。
買わずに済ます!代用アイデアいろいろ
では、実際にどんな方法で赤ちゃんの体重を測っているのでしょうか?
高価なベビースケールを購入しなくても、自宅にあるアイテムを上手に活用することで、簡単に赤ちゃんの成長を見守ることができます。
ここでは、先輩ママたちが実際に取り入れている賢い代用アイデアを、わかりやすくご紹介します。安全性や精度の面で注意点もありますが、ちょっとした工夫で十分に対応可能です。
キッチンスケールで赤ちゃんの体重を測る方法
キッチンスケールを使えば、赤ちゃんがまだ小さくて軽い時期に、比較的正確に体重を測ることが可能です。
・タオルやバスケット、クッション性のある容器などをスケールの上に敷いて、赤ちゃんをやさしく安全に乗せます。赤ちゃんの肌に直接スケールが触れないように配慮すると安心です。
・タオルや敷物の重さは「風袋引き(ふうたいびき)」機能を使ってあらかじめ差し引くようにしましょう。これにより赤ちゃん単体の重さが正確に計測できます。
・あくまで目安ですが、5g単位で測れるキッチンスケールなら、意外と細かく増減が把握できるという声もあります。
・この方法は、赤ちゃんがまだ寝返りなどをせず、静かにしていられる新生児期~生後1〜2ヶ月頃までが目安です。それ以降は動きが出てくるため、安全性の観点から避けた方が良いでしょう。
「いつも使っているキッチンスケールがここまで役立つなんて!」という感想もあり、身近なものでできる手軽さは大きなメリットです。
大人用体重計+抱っこで測る方法
大人用の体重計を使ったこの方法は、特別な器具が不要で誰でもすぐに実践できる簡単な方法です。以下のステップで行います:
- まず自分だけで体重計に乗って、正確な体重を測ります。
- 次に赤ちゃんを優しく抱っこし、そのまま同じ体重計に乗って再び測定します。
- 2回目の数値から最初の自分の体重を引くと、赤ちゃんの体重がおおよそ分かります。
この方法は簡単でどこでも実践できるのが魅力ですが、いくつか注意点があります。赤ちゃんが動いたり泣いたりすると数百グラムの誤差が生じることがあります。
また、家庭用の体重計は100g単位の表示が多く、微妙な増減を把握するのは難しい場合も。そのため、毎日の正確な記録には向きませんが、ざっくりとした変化を見る目的であれば十分活用できます。
ポイントは、毎回同じ時間・同じ服装で測ること。これによって、多少の誤差を抑え、比較的安定したデータを得ることができます。
また、赤ちゃんが落ち着いているタイミング(授乳後など)に測ると、より誤差が少なくて済みます。
日用品を使った測定アイデア
- 洗濯かご+キッチンスケールで安定感をUP。柔らかいタオルなどを敷くと安全性も向上します。
- 保冷バッグの中に赤ちゃんを寝かせて測るという裏ワザも(要安全確認)。断熱性のある素材で安定性も高く、コンパクトにまとめられるため意外と人気の方法です。
ベビースケールのレンタルという選択肢
どうしても正確な数値が必要な場合は、ベビースケールをレンタルするという方法もあります。購入するよりもコストを抑えつつ、必要な期間だけ利用できるため、賢い選択肢として注目されています。
特に新生児期の短期間のみ正確な測定が必要な方にとっては、非常に合理的な方法です。
レンタルのメリットと費用相場
- 短期間だけ使えて経済的(1ヶ月2,000〜3,000円程度)
- 最新機種や高機能モデルを低価格で利用できる
- 使用後は返却するだけで済むため、保管場所に困らない
- 故障やトラブル時も保証付きで安心できる
- 使用後に必要な機種がわかるので、購入前のお試しとしても有効
費用はサービスによって若干異なりますが、1ヶ月あたり2,000〜3,000円前後が一般的です。長期レンタル割引やセットレンタルなどのサービスを行っているところもあるので、必要期間に応じて比較検討すると良いでしょう。
どこでレンタルできる?おすすめサービス
- ベビレンタ:全国対応、ネットから簡単に申し込み可能。種類が豊富で口コミも良好。
- ダスキン レントオール:信頼感のある大手サービス。実店舗もあり、スタッフに相談しながら選べる。
- 地域の子育て支援センターや助産院:意外と知られていない穴場。無料または低価格で貸し出してくれる自治体も。
「使うかどうか分からない」「必要な期間だけで十分」という方には、まずレンタルを試してみるのが失敗しないコツです。手軽に使えて、卒業後も無駄が出ないため、多くのママやパパから支持を集めています。
代用時の注意点と測定のコツ
ベビースケールでない方法で測る場合には、どうしても多少の誤差が出てしまいます。
そのため、なるべく正確に測るための工夫や、誤差を最小限に抑えるためのポイントを押さえておくことが重要です。
また、日々の測定でストレスを感じないようにすることも、育児を続けるうえで大切な要素のひとつです。
測定時の誤差を減らすコツ
- 毎回同じ条件(時間帯・服装)で測る:朝の授乳前やお風呂前など、毎回決まったタイミングで測定することで、日ごとの変化を比較しやすくなります。服装やおむつの重さも、可能な限り統一するのがベストです。
- 赤ちゃんが寝ているときに測ると動かず誤差が少ない:起きていると手足をバタバタ動かしてしまうこともあるため、深く眠っているときに測ると安定して測定できます。
- 抱っこ測定の場合は、抱っこする人の姿勢や重心もなるべく毎回一定にするように心がけましょう。
- 同じ場所(床の上・じゅうたんの上など)で測ることも、安定した数値を得るために大切なポイントです。
ちょっとしたポイントを押さえるだけで、より正確で信頼できる測定が可能になります。これらの工夫を続けることで、赤ちゃんの成長をしっかり把握し、安心して育児を進めることができるでしょう。
体重の単位とチェックポイント
- ベビースケールは5g単位が一般的で、母乳やミルクの摂取量の微細な変化を把握するのに適しています。そのため、特に母乳育児中は「どれくらい飲んだか」を測る目的で重宝されています。
- 一方で、家庭用体重計は100g単位のものが多く、微細な変化を捉えるのは難しいですが、全体的な増減を大まかに把握する目的には十分役立ちます。
- 体重の増減は日によって変動するため、あまり神経質になりすぎず、平均的な増加傾向を把握することが大切です。
- また、測定単位が違うことで一喜一憂しないようにするのも、育児中のメンタルケアとして重要です。
新生児期と成長期で必要な頻度は違う?
- 新生児期:頻繁に測る(授乳後など)。特に生後1ヶ月までは母乳量や体重増加の確認のために、毎日〜数日に1回の測定が推奨されることがあります。赤ちゃんの状態によっては、助産師や医師の指導のもと測定頻度を調整するのが理想的です。
- 生後2ヶ月以降:1週間に1回でも十分なことも。赤ちゃんの体重増加が順調で、健康状態に問題がない場合は、週1回や健診のタイミングで確認する程度でも問題ありません。また、成長曲線に沿っていれば安心材料となるため、こまめな測定よりも継続的な成長の把握を重視しましょう。
やっぱり買うなら?おすすめの選び方
最終的に「買っておいてよかった!」という声もあるベビースケール。買うなら、何を重視して選ぶべきかをしっかり整理しておきたいですね。
ここでは、人気メーカーの特徴や価格帯ごとの違い、実際の使用者のレビューまで詳しく解説します。後悔しないためにも、自分の育児スタイルに合った製品を選ぶことが大切です。
人気メーカーと機能の比較
- タニタ:5g単位での測定が可能で、授乳量表示機能やメモリ機能が搭載されているモデルも多く、精度と使い勝手のバランスが取れていると評判です。日本製で信頼性も高く、多くの家庭で選ばれています。
- ピジョン:ベビー用品でおなじみのブランド。とにかくコンパクトで軽量、持ち運びや収納にも便利で、スペースに限りのある家庭にも向いています。必要最低限の機能に絞られており、シンプル操作が魅力です。
- エー・アンド・デイ:医療現場でも使用される精度の高い測定器を提供しているブランド。やや高価な傾向にありますが、その分精密さに定評があり、安心して使用できるのが強みです。
価格帯別の特徴とおすすめ
- 1万円以下:基本的な体重測定機能のみが搭載されており、コストを抑えたい方におすすめ。ただし、5g単位で測れない機種や授乳量表示がないものもあるため、選ぶ際には仕様をよく確認しましょう。
- 1〜2万円:授乳量表示や記録機能、成長グラフ作成などの便利な機能が追加され、育児をより楽しくサポートしてくれます。毎日の体重管理をしっかり行いたい方には、この価格帯がもっともバランスの取れた選択です。
- 2万円以上:医療機関向けの高精度タイプや、Bluetooth連携でアプリに記録を自動送信できる機種など、ハイテク機能が充実しています。使用頻度が高い場合や、双子育児などで精度が求められる方に向いています。
実際の使用レビューと満足度
「毎日の記録が楽しくなった」「兄弟で使えて長く活用できた」「アプリと連携して記録がラクだった」など、ポジティブな声が多数寄せられています。
とくに、育児を“見える化”したい人や、母乳育児中で授乳量に不安がある方にとっては、精神的にも大きな支えとなっているようです。買って後悔しないためには、価格だけでなく「自分が何を重視したいか」を明確にして選ぶことがポイントです。
まとめ
赤ちゃんの体重を測る方法は、意外といろいろあります。必ずしも高価なベビースケールを購入しなくても、工夫と少しの知識があれば、ご家庭にあるものでしっかり体重管理ができます。
測定精度や頻度をしっかり理解し、自分に合った方法を選ぶことで、育児に対する不安もぐっと減らせます。育児は完璧を目指すより、継続できることが大切です。
あなたに合ったやり方で、無理なく、そして楽しく赤ちゃんの成長を見守っていきましょう!