カマキリのための餌を家庭から探してみよう!

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生き物

「庭で見つけたカマキリ、飼ってみたいけど…エサってどうしたらいいの?」
そんな悩み、ありませんか?

最近は夏になると子どもと一緒に虫を観察する家庭も増えていて、カマキリを見つけたものの、飼育方法や餌に悩む方は少なくありません。

実はカマキリは肉食性で、けっこうグルメ。主に生きた虫を好むのですが、とはいえ、わざわざエサを買いに行かなくても、家庭にあるもので代用できることもあるんです!

また、自然の中で手軽に見つけられる餌も意外と多く、ちょっとした工夫で立派なごはんになります。

この記事では、カマキリの基本的な食事から、赤ちゃんカマキリに適したもの、そして家にある意外なアイテムの活用方法まで、初心者の方でも分かりやすく解説していきます。

カマキリとの暮らしを楽しくスタートさせるヒントがたっぷり詰まっていますので、ぜひ最後まで読んでみてください!

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カマキリの餌としての食べ物の選び方

カマキリの捕食

カマキリに必要なエサの種類とは

カマキリは肉食性の昆虫で、主に生きた虫を食べます。バッタやコオロギ、ハエ、蛾の幼虫など動くものが好物です。動いているものに反応して捕食する本能が強いため、すでに死んでいる虫や動かないものにはあまり興味を示しません。

カマキリにとって「動く=獲物」という認識があり、自然界でも狩りを通してエネルギーを得ています。特に若い個体や元気な成虫は、活発に動き回るエサに対してすばやく反応する傾向があります。

また、環境によっては食欲が落ちることもあるので、観察しながら適切なタイミングで与えることも重要です。

家庭で用意できるカマキリ向けの餌

とはいえ、毎回虫を捕まえるのは手間がかかりますよね。そんなときに活躍するのが昆虫ゼリーです。これはペットショップで手軽に入手でき、カマキリが水分補給する手段としても便利。

ただし栄養価はそこまで高くないため、あくまでサブ的な位置づけとして利用しましょう。

より栄養価のある餌としては、ペットショップなどで販売されている小さなミールワーム冷凍コオロギなどが挙げられます。

これらは家庭でストックしやすく、与えやすいのがメリット。また、家の中や庭先でたまに見かけるクモやダンゴムシも代用として利用できます。

ただし、ダンゴムシは個体によっては食べない場合もあるので、カマキリの反応を見ながら試すとよいでしょう。

赤ちゃんカマキリに適した食べ物

生まれたてのカマキリはとても小さく、成虫が好むようなバッタやコオロギでは体が大きすぎて食べられません。

そこでおすすめなのがアブラムシや小さなクモ、ハエの幼虫(ウジ)などの小型の虫です。

特にアブラムシは家庭菜園や鉢植えの植物に付いていることも多く、身近なところで見つけやすい餌です。小さなクモもベランダの隅や室外機の周辺などにひっそりと潜んでいることがあるので、こまめに観察してみると良いでしょう。

さらに、赤ちゃんカマキリは数が多く孵化するため、十分な数の餌を用意しておかないと共食いが起きてしまう可能性があります。

そのため、複数匹を育てる場合は、餌のストックを用意しておいたり、小さな虫を採集する習慣をつけることが大切です。

昆虫ゼリーや昆虫の活用法

昆虫ゼリーは水分補給にも便利で、カマキリが乾燥で弱るのを防ぐのに役立ちます。また、甘い香りに誘われて舐める個体もいます。ただしゼリーだけでは生きられないため、主食にはなりません。ゼリーはあくまで補助的な役割として使いましょう。

また、昆虫ゼリーを与える際には、すぐ近くに生きた小さな虫を一緒に置くことで、餌の選択肢を広げることができます。ゼリーと虫を併用することで、栄養と水分の両方をバランスよく摂取させることができます。

家庭から探せるカマキリのための餌

日常的にあるパンやヨーグルトについて

「パンのかけらとか、ヨーグルトってどう?」と思うかもしれませんが、カマキリは雑食ではないのでNGです。

彼らは基本的に肉食性であり、動物性の生きた餌しか口にしません。パンやヨーグルトなどの炭水化物や乳製品は、カマキリの消化器官に適しておらず、まったく栄養にならないばかりか、無理に食べさせると健康を損なうおそれがあります。

さらに、こういった食品は時間が経つとすぐに腐ってしまい、悪臭やカビの原因になります。その結果、飼育ケース全体の衛生環境が悪化し、カマキリの体調にも悪影響を及ぼします。

したがって、家庭にあるものだからといって安易に与えるのは避けましょう。

りんごやチーズはカマキリに適しているか

こちらもNGです。りんごなどの果物は一見健康的に見えますが、カマキリにとっては植物性の栄養素は必要ありません。

また、チーズなどの乳製品も動物由来ではあるものの、加工され塩分や脂肪分が含まれているため、カマキリの体に合っていないのです。

多くの場合、こうした食材を与えてもカマキリは無視するか、興味を示さず放置されるだけです。長時間放置された食品は傷みやすく、虫やカビを呼び寄せる原因にもなります。

基本的には「人間が食べるもの=カマキリに与えてよい」とは考えず、あくまで自然の中で得られる生き餌を中心に考えましょう。

ハムやダンゴムシの利用法

ハムは塩分が多すぎてNG! 人間にとっては美味しい加工食品でも、塩分や添加物がカマキリにとっては強すぎる刺激となり、体調不良の原因になることがあります。また、脂肪分も多いため、消化不良を起こすリスクも高まります。

一方で、ダンゴムシは家庭の周囲で見つかる餌候補として注目されています。庭やベランダ、植木鉢の下などに潜んでいることが多く、採集も比較的簡単です。

ただし、カマキリの個体によって好みに差があり、ダンゴムシを食べない場合もあります。また、ダンゴムシの外殻は硬く、幼虫のカマキリには不向きなこともあるため、サイズや種類をよく観察したうえで与えるようにしましょう。

カマキリの飼育における餌の重要性

かまきり

脱皮や成長に必要なエサ

カマキリは脱皮を繰り返して成長していく生き物です。1回の脱皮ごとに体がひと回り大きくなり、最終的には成虫へと変化します。この脱皮の過程で最も重要なのが、十分な栄養補給です。

栄養が不足していると、うまく殻を脱げなかったり、脚が変形したまま固まってしまうこともあります。特に若齢のカマキリは、短い間隔で脱皮を繰り返すため、毎日のように新鮮な餌を与える必要があります。生きた虫を定期的に与えることにより、体力とエネルギーを維持しながら安全に脱皮できる環境を整えてあげましょう。

また、脱皮前には食欲が落ちることもあるため、カマキリの様子を観察しながら、餌を与える頻度や量を調整するのも大切なポイントです。

観察と飼育のためのエサの選び方

観察を楽しみたい場合には、生きた虫を与えてカマキリの狩りの様子を見るのが特におすすめです。獲物に素早く飛びかかり、前脚でしっかりと押さえつけて食べる姿は迫力があり、自然の営みを身近で感じることができます。

こうした観察を通じて、カマキリがどんな動きに反応するのか、どの時間帯に活発になるのかといった生態を学ぶこともでき、子どもや昆虫好きな方にとっては貴重な体験になるでしょう。

また、カマキリの好みや個体差を見極めながら餌を工夫することで、飼育にもどんどん愛着が湧いてきます。

カマキリの採集と餌の方法

家庭で採集できる虫以外の餌

虫がいない季節は、冷凍コオロギ冷凍ミールワームなどを通販で購入するのが便利です。これらの餌は常温保存が難しいため、冷凍保存しながら必要なときに解凍して使います。特に冷凍コオロギは手に入りやすく、栄養価も高いため、カマキリの主食として活用できます。

ただし冷凍状態のままだとカマキリが反応しにくいため、ピンセットなどで虫を軽く揺らして動かしてあげるのがコツです。動きに反応する習性を利用して、まるで生きているかのように演出すると、カマキリも自然に捕食行動に入ります。また、解凍した虫は傷みやすいので、一度に大量に出さず、必要な分だけ使うようにしましょう。

冷凍以外では、乾燥ミールワームや栄養補助的に使えるソフトタイプの昆虫フードなども選択肢に入りますが、カマキリによっては食べない個体もいるため、反応を見ながら与えるのが大切です。

エサ用ケースの選び方

餌となる虫をストックしておくためには、小さな虫かごやタッパー、または通気性の良いプラスチック容器を活用するのがおすすめです。特にコオロギなどの生きた餌を保管する場合は、逃げ出しにくく通気がしっかりしたケースが最適です。

また、ケース内には給水スポンジやエサ皿を設けておくと、餌虫が長持ちします。複数の餌を使い分けたい場合は、種類ごとに容器を分けて保管するのが衛生的です。

こうした準備を整えておくことで、いざというときにすぐにカマキリに餌を与えることができ、日々の飼育がぐっと楽になります。

カマキリの生態と食事

メスとオスの食べ物の違い

食べ物の好みにオス・メスの違いはあまりありませんが、メスは産卵のために多くのエネルギーを必要とするため、よりたくさん食べる傾向があります。

とくに交尾後のメスは、卵を育てるためにたっぷりの栄養が必要で、通常よりも頻繁にエサを欲しがるようになります。一方オスは体もやや小さく、エサの摂取量も控えめ。

成虫になるとあまり活発に動かなくなる個体もいるため、オスのエサは様子を見ながら調整しましょう。

カマキリの幼虫に必要な栄養

幼虫はまだ体が小さいため、小さくて柔らかい虫を与えるのがポイントです。

具体的にはアブラムシ、ハエの幼虫(ウジ)、小さなクモなどが適しています。大きな餌だと食べきれないばかりか、餌のサイズに圧倒されて食べることすら諦めてしまうことも。

また、幼虫期は脱皮を繰り返す重要な時期なので、成長に必要なタンパク質をしっかり摂取させることが大切です。与える回数も成虫より多めにし、こまめに観察して残った餌は取り除くようにしましょう。

カマキリの産卵と食事の関連性

産卵前のメスは非常に食欲旺盛になります。栄養不足になると共食いをすることもあり、とくに同じケースで複数のカマキリを飼育している場合には注意が必要です。

メスは自らの生殖活動を最優先するため、必要な栄養を得られなければ近くにいるオスや他の個体を捕食してしまうこともあります。

そのため、産卵前後はエサをたっぷりと与え、ストレスや空腹を感じさせないように配慮するのがポイントです。

また、産卵後も体力の回復のために栄養を必要とするので、継続して質の良い餌を与えるよう心がけましょう。

まとめ:カマキリの餌は家庭でも工夫できる!

カマキリの餌と聞くと「虫を捕まえないと…」と思いがちですが、家庭で見つけられるダンゴムシや、昆虫ゼリーを活用することで代用可能です。

特に昆虫ゼリーは保存性が高く、外出しづらいときや虫が見つからないときにも便利。

とはいえ、カマキリは生きた虫に強く反応する性質があるため、やはり基本は生きた虫がベストといえるでしょう。

赤ちゃんカマキリには体に合った小さな虫を、大人のカマキリにはしっかり動くエサを用意することで、健康的に育てることができます。

状況に応じて、身近な環境やネット通販をうまく活用して、エサを準備してあげるのが長期的な飼育のコツです。

カマキリとの暮らし、まずは身近なところから少しずつ始めてみませんか?

きっと新しい発見がたくさん待っていますよ。

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