自然と健康を守る、虫除けに役立つ4つの植物の選び方

虫よけに役立つ植物 植物
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夏が近づくと、開放的な窓辺で過ごす時間が増えますね。

外の空気は気持ちが良いですが、外にいる蚊やその他の害虫が気になるものです。

虫除けスプレーは有効ですが、特に子供がいる家庭では化学薬品の使用を避けたいですよね。

そこで、ハーブなど自然由来の植物を使った虫除けの方法をご提案します。

環境にも体にも優しい、虫除けに効果的な植物を4種類ご紹介しましょう。

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虫よけ効果のある植物4選

おすすめの虫除け植物は以下の通りです。

ミント(ペパーミント・アップルミント)

爽やかな香りが特徴のミントは、蚊が嫌う匂いを発します。

この匂いは「メントール」という成分によるもので、防虫、殺菌、消臭効果があります。

特にペパーミントはメントールが豊富で、強力な虫除け効果が期待できます。

また、りんごのような香りのアップルミントもおすすめです。

ミントの育て方のコツは、毎日たっぷりと水を与えることです。

水やり以外は特に手間がかからない乾燥に強い植物です。

摘んだ葉を乾燥させてポプリとして使うこともできます。

クローゼットや靴の中に入れると防虫・消臭効果があります。

ただし、ミントは繁殖力が強いため、庭に直接植えるのは避け、プランターや鉢で育てることが大切です。

レモングラス

レモンのような爽やかな香りがするレモングラスには「シトラル」という成分が含まれ、これが害虫を寄せ付けない効果を持っています。

日当たりが良く温かい場所で育てると丈夫に育ちますが、日本の冬は寒すぎるので、冬場は室内に移動させるのが良いでしょう。

ゼラニウム

虫除け効果を持つ植物を選びながらも、花の美しさを楽しみたい方には、ゼラニウムが最適です。

ゼラニウムは、鮮やかな赤やピンクの花を咲かせる植物で、品種によってはバラやレモンを連想させる香りがします。

花や葉に含まれる「シトロネラール」という成分は、蚊を不快にさせ、その活動を減らす効果があります。

ゼラニウムの育てやすさは初心者にも優しいですが、強い日差しや多湿は苦手です。

夏場に直射日光にさらすと、花が咲きにくくなることもあります。

日陰と適切な水やりを心がければ、初心者でも美しい花を楽しむことが可能です。

蚊連草(または蚊嫌草、ローズゼラニウム)

シトロネラとゼラニウムの交配により誕生したのが蚊連草です。

シトロネラは「シトロネラール」を豊富に含む植物で、レモンのような香りが特徴です。

その結果、蚊連草も爽やかなレモンの香りがあり、強い虫除け効果が期待できます。

蚊連草もゼラニウムと同様に、美しい花が特徴です。

育て方のポイントとしては、ゼラニウムと同じく、やや乾燥した環境を好むことです。

夏は直射日光を避け、適度な水やりをすると良いでしょう。

蚊連草は「ローズゼラニウム」とも呼ばれ、園芸店でこの名で見かけることもあります。

ゼラニウムと同じく虫除け効果が高いので、お好みに応じて選んでみてください。

虫除け効果のある植物の配置のコツと注意点

虫除け効果が高い植物は、適切な場所に置くことでその効果を最大限に引き出すことができます。

例えば、以下の場所がおすすめです。

  • 人の出入りが多い玄関付近
  • 頻繁に開閉されるベランダ周辺
  • 虫を避けたいキッチン
  • 子供の寝室の鉢植え

ただし、これらの植物を置いたからといって、完全に虫がいなくなるわけではありません。

また、虫除け効果があっても殺虫効果はないことに注意が必要です。

まとめ

自然と健康に配慮しながら虫除け効果を得るためには、ミント、レモングラス、ゼラニウム、蚊連草(ローズゼラニウム)のような植物が最適です。

これらの植物は、それぞれ独特の香りを持ち、虫除け効果を発揮しつつ、ガーデニングやインテリアの一部としても楽しむことができます。

特にミントとレモングラスはその香りで虫を寄せ付けず、ゼラニウムと蚊連草は美しい花を咲かせながら虫除け効果を提供します。

これらの植物は育てやすく、適切な場所に設置することで効果を最大化できます。

ただし、これらの植物を使用しても虫が完全にいなくなるわけではなく、殺虫効果は期待できませんが、自然な方法で虫除けを行いたいと考える方には最適な選択肢です。

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