アイスクリームはスイーツファンにとって年中無休のおいしい楽しみ。
特に今、ソーシャルメディアで注目されているのが、伸びる不思議な「トルコアイス」です。
このアイスの特徴的な伸びは一体どこから来るのでしょう?
その成分や背景にも興味が集まっています。
この記事では、トルコアイスの魅力、つまりその独特な伸びや成分、購入方法、さらには美味しい食べ方までをご紹介します。
トルコアイスの一番の特徴って?
おもちみたいに伸びるテクスチャーがその秘密です。
伸縮性抜群のアイスクリーム
トルコアイスは、トルコの伝統的なデザート「ドンドゥルマ(Dondurma)」として知られています。
これはトルコ語で「凍らせる」という意味で、トルコでは一般にアイスクリームを指す言葉です。
このアイスの最大の特徴は、粘り気のある伸縮性です。
お祭りやイベントでは、アイスクリームを混ぜて長く伸ばすパフォーマンスがよく行われます。
また、トルコのお店では、アイスクリームを渡す時にお客さんを楽しませるためのイタズラをすることもあります。
思わぬ楽しい体験ができるかもしれませんね。
暑い夏でも溶けにくいトルコアイス
トルコアイスのもう一つの大きな特徴は、暑い夏でも溶けにくいことです。
トルコの夏は暑いために、アイスを屋外で食べているとすぐに溶けてしまうことから、粘り気を加えて溶けにくくしています。そ
の伸縮性は、実は溶けにくさを実現するための副作用なんです。
味の種類も豊富
トルコアイスの味は、定番のバニラが一般的ですが、コーヒーやチョコレートなど、様々なフレーバーが楽しめます。
珍しいフレーバーには、バニラに唐辛子を加えた甘辛い味もあります。
こんな変わった味に出会ったら、ぜひ試してみてくださいね。
トルコアイスの基本成分と製造方法:伝統から現代まで
エキゾチックな成分を用いたトルコアイスの製法
トルコアイスの主成分は、羊のミルク、砂糖、そして特別な成分であるサレップです。
サレップは、特定のランの根、「オルキス・マスクラ」から得られる粉末で、アイスクリームに独特の粘りを与えます。
製造過程では、サレップ、ミルク、砂糖を混ぜ合わせ沸騰させ、その後ゆっくり煮込みながらかき混ぜます。
この後、冷やし固めてさらに空気を含ませながら練ることで、もちのような特有の食感を持つアイスクリームが完成します。
日本におけるトルコ風アイスクリーム
2001年以降、日本では「トルコ風アイスクリーム」として市場に登場しました。
日本国内で販売されるこのアイスクリームは、伸縮性を出すためにサレップの代わりにデンプンを使用しています。
味や食感は、日本人の好みに合わせて調整され、本場トルコのアイスクリームとは異なる独自の風味を楽しむことができます。
トルコアイスの購入方法と楽しむコツ
コンビニで手に入るトルコ風アイス
「トルコ風アイスクリーム」は、時折、ファミリーマートなどのコンビニエンスストアで期間限定販売されることがあります。
2019年11月にはチョコバナナ風味が登場し、ヨーグルト、プリン、ラムネ、ソーダ、チョコチップミントなど様々な味が過去に販売されていました。
これからも新しい味が期間限定で出るかもしれないので、コンビニの新商品をチェックするのが良いでしょう。
トルコ料理店での味わい
本格的なトルコアイスを味わいたいなら、トルコ料理のレストランがおすすめです。
レストランによってはデザートメニューにトルコアイスを取り扱っていることがあります。
例えば、東京羽田空港の第二ビル3Fにある「ミセスイスタンブール」などは、フードコート形式でケバブなどと共にトルコアイスを楽しむことができるスポットです。
お祭りやイベントで見つけよう
地元の祭りやイベントでは、トルコアイスの屋台が出ることがあります。
屋台ではアイスクリームをひっくり返すといったパフォーマンスを楽しめることもあります。
コンビニのトルコ風アイスの楽しみ方
コンビニで購入したトルコ風アイスは、そのままでは伸びにくいことがあります。
そこで、スプーンで2~3分かき混ぜることで、特有の粘りと伸縮性を引き出すことができます。
まとめ
トルコアイスは、そのユニークな伸縮性と多彩な味わいで世界中に愛されています。
主成分であるサレップによるもちのような食感は、特に注目のポイントです。
日本では、ファミリーマートなどのコンビニやトルコ料理店でこの特別なアイスを味わうことができます。
また、お祭りやイベントの屋台でも楽しむことが可能です。
トルコ風アイスクリームを自宅で楽しむ際は、かき混ぜて粘り気を出す工夫をするとより本格的な味わいを楽しめます。
トルコアイスは、ただのスイーツ以上の文化的な体験を提供し、私たちの日常に小さな冒険を加えてくれる特別なデザートです。