片栗粉はさまざまな料理に使えるものの、日常生活ではそこまで頻繁には使用しないかもしれません。
そこで気になるのが、片栗粉をどのように保管すればよいのかという点です。
最近はジップロック式の袋で売られている便利な商品もありますが、まだ多くの人はゴムバンドやクリップで保管していることでしょう。
生鮮食品と違って片栗粉の賞味期限はそれほど重視されないことが多いですが、粉類はコナダニが発生しやすく、小さな隙間から侵入して繁殖することもあります。このリスクを考慮すると、キッチンでの粉類の保管には注意が必要です。
家族全員が食べる食材だからこそ、正しい保管方法を知ることが大切です。この記事では、片栗粉の適切な保存方法についてご紹介します。
片栗粉の保管期間はどれくらい？
多くの人が片栗粉を開封した後、特に期限を気にせずに使用していると思います。
しかし、実際には片栗粉にも賞味期限が存在し、一般的に開封後は1年半以内に使い切ることが推奨されています。
1年半もあれば使い切れると考えがちですが、これは適切に保存された場合の期限です。
適切に保存しなければ、ダニが発生したり、変色の原因になったりするため、特に湿気が多い時期には注意が必要です。
片栗粉の適切な保存方法
未開封の場合
未開封の片栗粉は、高温多湿を避けることが重要です。
直射日光が当たらない、乾燥した場所での保管を心がけましょう。
温度が25～30度、湿度が60～80％の環境では、ダニやカビが発生しやすくなります。
未開封でも、コナダニが袋を破って侵入することがあるので、密閉容器やジップロック袋での保管が安全です。
開封後の場合
開封後の片栗粉を保管する際、多くの人はゴムバンドやクリップを使いますが、これだけではダニの侵入を完全に防げません。
プラスチック製の密閉容器への移し替えが効果的です。
さらに、冷蔵庫や野菜室での保管もダニの繁殖を抑えるのに役立ちます。
冷蔵庫で保管する際のポイント
冷蔵庫で保管する場合、高温多湿を避け、ダニの発生も抑えることができますが、注意点があります。
片栗粉は他の食材のにおいが移りやすいので、密閉容器で保管し、におい移りを防ぐことが大切です。
冷蔵庫内の温度変化により湿気がたまりやすくなるので、使用後はすぐに冷蔵庫に戻すことを心がけましょう。
片栗粉の長持ちさせる簡単な保存技
片栗粉の保存方法については多くの人がある程度知っているかと思いますが、賞味期限までに使い切るのは意外と難しいもの。
特に、一度開封した後に半分くらい残ってしまうことはよくあります。
実は、簡単な方法で片栗粉の保存期間を延ばすことができるのです。
ここでは、無駄なく片栗粉を使い切るための保存方法を2つご紹介します。
冷凍庫での保存
冷凍庫での保存は不安に思うかもしれませんが、粉類は凍らないため心配は無用です。
肉や魚のように見た目や味が変わることもなく、酸化を遅らせて劣化を防ぐことができます。
ただ冷凍庫に入れるだけで、味の変化や劣化を防ぐことができるので、試してみる価値はあります。
小分けにして保存
ジップロック袋など密閉できる袋に小分けにして冷凍庫で保存する方法もおすすめです。
これにより、使用時に空気に触れる量を最小限に抑え、保存期間を延ばすことができます。
小分けにしておくと、調理時に必要な分量だけ簡単に取り出せるのが利点です。
さらに、各袋に乾燥剤を入れておくと、保存状態をより良く保つことができます。
おすすめの片栗粉の保存容器
プラスチックケース
片栗粉を袋から直接取り出すとき、粉が舞って散らかりやすいですよね。
この問題は、手軽に入手できるショップのプラスチックケースで解決できます。
密閉が可能な蓋付きケース
もう一つおすすめするのは、密閉性の高い蓋付きケースです。
これらは空気に触れることを防ぐので、片栗粉を頻繁に使わない人に特に適しています。
ジップロック袋も良いですが、完全に密閉するのが難しいことがあります。
完全密閉が可能なケースなら、空気が入る心配はありません。
さらに、蓋と本体が分かれているタイプなら、掃除も簡単にできます。
賞味期限が切れた片栗粉の取り扱い
時々、片栗粉を開封後に賞味期限が切れていることに気づくことがあります。
期限切れの片栗粉を使用しても大丈夫かというと、それは保存状態によります。
適切に保存されていれば使用可能ですが、賞味期限が切れると味が劣化する可能性があります。
片栗粉が黄ばんでいたり、コナダニが見つかった場合は、安全のため使用を避け、廃棄することを推奨します。
まとめ
この記事では、片栗粉の適切な保存方法やおすすめの容器を詳しく紹介しました。片栗粉の特性を理解し、適切な保存方法を実践すれば、無駄なく新鮮な状態で長期間保管することが可能です。料理に必要な時に、新鮮な片栗粉を使いたいものです。紹介した保存方法を試して、安心して料理を楽しんでください。
