友人から贈られる子供向けのおもちゃや洋服。
心からの感謝はあるものの、正直言ってすべてが必要というわけではありません。
たとえ状態が良くても、子どもの関心がなかったり、サイズが合わないこともあります。
今日では、メルカリなどのフリマアプリが流行していますが、友達から受け取ったアイテムを売ることについてはどう感じますか?
少し不安になることもあるでしょう。
とはいえ、贈り物について正式に所有権が移転していれば、それを売ること自体は法的に問題ありません。
もらった物も贈り物も、基本的には同じ扱いです。
ただし、借りているものはこの限りではありません。
例えば、後で返す約束の七五三の着物を無断で売ることは、法律に触れる行為です。
本記事では、以下の2点に注目して解説します。
- 贈り物を売ることの法的側面
- 贈り物を売る際の心理的な影響
贈り物を売るときの法的・心理的な考慮事項
友人からもらった子供服、出産祝い、地方自治体からの無料サンプルなど、様々な形で物をもらう機会は多いです。
しかし、それら全てを有効活用するのは難しいかもしれません。
使わないままで捨てるのはもったいない気もしますが、自分で購入したわけではないため、売ることへの躊躇も理解できます。
所有権が移っているのであれば、売ること自体に自由はあります。
ただ、最初から売る目的で物をもらうのは慎重になるべきです。
例えば、安く海外から商品を仕入れて売る行為や、他人から購入した中古品を再販売する場合は、古物商の許可が求められます。
また、過去にはフリマアプリで無料で配布されたクーポンやチケットが販売され、議論になったことがあります。
コロナ禍では、マスクや消毒液を買い占めて高値で売る行為が規制されました。
現在は、チケットやマスクなどの販売に制限がかけられている場合がありますので、フリマアプリの規約を確認することが重要です。
贈り物を再販するときの心の葛藤
友達からもらったプレゼントや贈り物を売ると決めた時、たとえそれが法律上問題ないとしても、どこか罪悪感が湧いてきますよね。
実際に使わないものがあるとき、家をスッキリさせるためにも、不要なものは処分する必要があります。
物には罪はなく、大事なのは気持ちの切り替えです。
プレゼントを贈る行為は、そのものを渡すことで友情や思いやりを示すことが目的です。
重要なのは物質的な価値ではなく、その交流や意味です。
プレゼントは受け取った瞬間、その役割を果たしています。
今、使っていないものは、ただの物です。
それを必要とする人に渡す方が良いと思いませんか?
そのためには、売ることが一番合理的な方法かもしれません。
メルカリやリサイクルショップなど、オンラインやリアルの市場を利用してみる価値はあります。
ただ、あなたの個人情報が含まれるような特別なアイテムは売りにくいかもしれません。
一般的なものであれば問題なく販売できます。
贈り物をした人がそのアイテムが売られていることを知ったとしても、自分が贈ったものとは気付かないでしょう。
使われずに置かれているより、誰かが価値を見出し使ってくれる方が、ずっと良いはずです。
ただし、その行為が贈り物をした人を悲しませないよう、秘密にすることが肝心です。
まとめ
贈り物を再販することは、法律上の問題はないものの、心理的な罪悪感を感じることがあります。
しかし、使わないアイテムはただの物に過ぎず、それを必要とする誰かに渡す方が有意義です。
このプロセスにおいては、贈り物の本質は物質的な価値ではなく、贈与者の思いやりにあることを思い出しましょう。
不要なアイテムを有効に活用するために、適切な方法で売却することは、受け取った感謝の気持ちと整理の必要性の間でバランスを取る一つの方法です。
ただし、贈り物をした人の気持ちを尊重し、行動を秘密にすることが大切です。