子どもが大きくなると、鯉のぼりをいつまであげるべきか?

子どもが大きくなると鯉のぼりをいつまであげるべきか? 生活豆知識
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こどもの日になると、日本の空は伝統的に鯉のぼりで彩られます。

私自身、子ども時代には毎年5月が来ると我が家も鯉のぼりを空に揚げていました。

しかし、子どもが年齢を重ねるにつれて、

「鯉のぼりをどこまで続けるべきなのか?」

と考えるようになります。

実際、私が小さかった頃は毎年楽しみにしていた鯉のぼりも、今ではその習慣が途絶えがちになっています。

いつから、どうして鯉のぼりを揚げなくなったのでしょう?

そこで、子どもの成長に伴い「鯉のぼりをいつまで揚げるか」について考えてみました。

少しでもお役に立てれば幸いです。

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鯉のぼりを揚げる期間に固定のルールはない

調べてみたところ、鯉のぼりを揚げるべき年齢に具体的な規定は存在しないことがわかりました。

つまり、年齢に関わらず鯉のぼりを揚げることは可能です。

しかし、毎年のように鯉のぼりを揚げることは、実際にはかなりの手間が伴います。

一般的には、「鯉のぼりをいつまで揚げるか」について、以下の3つのパターンが見られます。

  • 子どもが6歳から7歳まで
  • 子どもが恥ずかしがり始める年齢まで
  • 子どもの年齢に関係なくずっと揚げ続ける

それぞれについて、詳しく見ていきましょう。

6歳から7歳までが鯉のぼりを揚げる一般的な時期

多くの人が「子どもが6歳から7歳までの間は鯉のぼりを揚げる」と考えています。

この時期は、小学校入学と重なるためです。

多くの親は「子どもが鯉のぼりを喜ぶ間は揚げておく」と考えています。

そして、子どもが鯉のぼりへの関心を失い始める、すなわち小学校に入学する頃を境にして、鯉のぼりを揚げることをやめる家庭が多いようです。

昔は子どもの生存率が低かったため、7歳まで生き延びることができれば一人前と見なされていました。

この伝統が残る地域では、「鯉のぼりを7歳まで揚げる」という風習が今もあります。

子どもが気にする年齢まで鯉のぼりをあげる

よく見られるのは、「子どもが気にする年齢になるまで鯉のぼりをあげる」というアプローチです。

目安としては、小学校の中学年、大体10歳前後がその時期です。

この頃になると、端午の節句で飾る鯉のぼりを、友達にからかわれることで子どもが気を悪くすることがあります。

もちろん、すべての子どもにこれが当てはまるわけではありません。

もし息子や娘から「鯉のぼりをもうあげないで」と言われた場合は、その希望を尊重し、あげるのを止めるべきかもしれません。

年齢に関係なく鯉のぼりをあげる

少数意見ではありますが、「子どもの年齢にかかわらず、好きなだけ鯉のぼりをあげる」という視点も存在します。

鯉のぼりには「子どもの健康と将来の成功を祈る」意味が込められており、親にとって「子どもはいつまで経っても我が子」の象徴です。

「どんなに歳をとっても飾り続けたい」という思いはよくわかります。

5月が来ると、空を舞う鯉のぼりは見る人の心を癒します。

子どもがそれを嫌がっていなければ、いくつになっても飾り続けるのは問題ないでしょう。

しかし近年では、子どもの年齢にかかわらず、鯉のぼりを飾るという家庭が減少傾向にあり、なんだか寂しくもあります。

鯉のぼりを飾る家庭が減少している原因について、考察した以下の記事もあわせてご参考いただければと思います。
こいのぼりの姿が少なくなる現代日本の家庭事情

まとめ

こどもの日を彩る鯉のぼりは、子どもの成長と共にいつまで続けるか、家庭によって異なるアプローチが取られていることがわかりました。

一般的には、子どもが小学校入学の節目である6歳から7歳まで、または子どもが気にする年齢、大体10歳前後まで鯉のぼりを飾ることが多いようです。

しかし、「子どもの年齢に関わらず、好きなだけ飾る」という考えを持つ家庭もあり、この伝統は子どもの健康や将来の成功を願う意味合いを持つと同時に、親にとって「子どもはいつまでも我が子」であるという象徴でもあります。

結局のところ、鯉のぼりをいつまで飾るかは、家庭の状況や子どもの感情に応じて柔軟に対応するのが最良でしょう。

子どもがそれを望まない限り、鯉のぼりを飾ることが、家族の伝統や文化を次世代に伝える美しい習慣となり得るのです。

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